涼しくて心地よい秋。
そんな時は、散歩メインのしっとりデートがしたくなる。
男同士で楽しめるデートスポットを紹介する『男ふたりのデートガイド連載』。
今回は都心からアクセス抜群なのに穴場のデートスポット『深大寺』を紹介したい。
深大寺は東京都調布市にあり、都内では浅草の「浅草寺」につぐ、二番目に古いお寺。深大寺周辺は武蔵野の大自然に囲まれており、散歩道も豊富なのだ。
深大寺へは、新宿から電車とバスを乗り継いで約40分ほどで到着。
駅から離れているためバスを利用する方が良い。バスは、京王線・調布駅(もしくは吉祥寺駅、三鷹駅など)から出ている。
まずはシンボルである深大寺から紹介。
境内に入ると立派な本堂に圧倒!広い敷地内では、四季にあわせた美しい自然が楽しめる。
2017年に国宝指定された東日本最古の国宝仏「銅造釈迦如来像(白鳳仏)」はお見逃しなく。
また境内をぬけると、緑に囲まれた敷地内は散歩しているだけで気持ちいい。
深大寺内には複数の名所があるが、そのうちの一つ「深沙院」には、縁結びの神「深沙大王」がまつられている。
もし意中のカレとデートで訪れるならば、さりげなく好意をアピールできるし、すでに付き合っているふたりならば、これからの恋路を祈願し合うのも良いよね。
そのほかにも、深大寺内は広く入り組んでいるため、散歩コースがいっぱい。
天気がいい日にのんびり散歩すると最高…!
散歩しながら話に花を咲かせて、ふたりの距離をグッと近づけよう。
深大寺の入り口・参道には、そば屋、お茶屋がズラリと並んでいる。
全国的に有名な「深大寺そば」を使った珍しいグルメは必食だ。
参道にある路面店「あやめ」では、TVでも度々取り上げられる名物「そばパン」が人気だ。そば粉を練りこんだパン生地に具材が入った惣菜パンで、具材は4種類あり、高菜とあんこが人気だとか(上の写真は高菜)。もちもちの食感と独特のそばの風味が口いっぱいに広がる。
その隣にある「一休庵」の「そば団子」もオススメ。
そばの実が入っており、味はみたらしとゴマの2種類。焼きたてで香ばしく美味しい。
ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげるの第二の故郷が調布ということで、参道にはお茶屋さん『鬼太郎茶屋』がある。まるで本当に妖怪たちが棲み着いているような日本家屋は趣たっぷり。
カフェメニューは、一番人気の「一反もめんの茶屋サンデー」や、鬼太郎のラテアートがキュートな「ゲゲゲラテ」など、どれもインスタ映え必至なかわいいメニューばかり…!
歩き疲れた時のデザート休憩にどうぞ。
深大寺といえば、名物グルメ「深大寺そば」が全国的に有名だ。
元々そばの栽培に向いた土地だったことから、江戸時代より米の代わりにそば粉を深大寺に納めていたことが始まりとされている。
深大寺周辺にはかつてそば粉をつくる農家が300軒以上あったが、時代とともにそば畑のほとんどがなくなったそう。現在20軒近く存在するそば屋では、全国各地のそば粉で独自に作られている。
深大寺から数分歩いたところにある「湧水」は、週末になると多くの人が訪れる人気店。店一押しの「九割蕎麦」は、群馬県赤城のそば粉を使用しており、そばの甘みと香りが口いっぱいに広がる。
スルスルと食べられるので、男子は大盛りにすることを強くお薦する。
今の涼しい季節には、テラス席で食べても風情があって良い。
周辺には20軒近くそば屋があり、どこに入ろうか迷うが、自然のロケーション重視なら「深山茶屋」も良い。
店の半分がテラスになっており、高台のロケーションは抜群!天気がいいと青空の下でそばを楽しめる。
そば以外にも、くずきりやラムネ、深大寺ビールなどもあるので、散歩中の休憩として寄ってもよし。
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