海外のお笑い「スタンダップコメディ」にはまっています、旅ライターのがぅちゃんです。
スタンダップコメディとは、日本でいう「漫談」のようなパフォーマンスのことです。スタンダップコメディをする人のことを「スタンダップコメディアン」といいます。
この記事では、海外で有名なLGBTQのスタンダップコメディアンたちをまとめています。
(*動画はすべて外国語につき、YouTubeの翻訳機能で日本語字幕ONにしての視聴がオススメ)
アメリカで最も有名なゲイのスタンダップコメディアンのひとりが、トッド・グラス。
「何の変哲もないアメリカ人の中年男性が、アメリカ人なら誰もが共感できる日常の出来事に対して文句を言う」という芸風で知られています。
まだカミングアウトしていなかった頃に、彼氏についてのジョークを彼女として表現していたことでも知られています。
オーストラリアで有名なゲイのスタンダップコメディアンが、ジョエル・クリーシー。
「ハンサムで好感の持てる雰囲気の青年が、ステレオタイプ通りのゲイゲイしい態度で日常の苦難を茶化す」という芸風で知られています。
日本でいう「オネエタレント」のような見応えがあります。
アメリカで最も有名なレズビアンのスタンダップコメディアンのひとりが、フォーチュン・フィームスター。
「アメリカ南部出身のチャーミングな白人女性が、やれやれといった態度で日常のマイルドなハプニングに対しておだやかに反応する」という芸風で知られています。
皮肉を言ってもピリつかない独特の安心感が心地よいです。
アメリカの人気TV番組『サタデー・ナイト・ライブ』のライターだったことでも有名なレズビアンのスタンダップコメディアンが、サム・ジェイ。
「クールな態度で地に足ついた黒人女性が、社会やパートナーに対して的をえた愚痴を言う」という芸風で知られています。
物憂げなバイブスが独特です。
アメリカの映画『バッド・トリップ ~どっきり横断の旅』への出演でも知られる、バイセクシュアルのアメリカ人スタンダップコメディアンがエリック・アンドレ。
「ドラッグでぶっとんだ様子の男が、ぶっとんだおばかなことを話す」という芸風で知られています。
悪いことを言っているはずなのに人を傷付けないところが、素晴らしいと思いました。
「ひとむかし前のゲイアイコン」といった印象がある、バイセクシュアルのアメリカ人スタンダップコメディアンがサンドラ・バーンハード。
「かつての大物フェミニストが社会や日常に対して今も物申している」といった芸風で知られています。
「アメリカ国内の大物芸能人」といった雰囲気があります。
「トランスジェンダーのスタンダップコメディアン」として紹介されることがある、カナダ出身のメイ・マーティン。ノンバイナリーでバイセクシュアルであることでも知られています。
「ハンサムで親近感の持てる雰囲気の人物が、身の回りのおかしな出来事を謙虚な態度で驚きつつ話す」という芸風で知られています。
「イイ奴」という雰囲気なので、センシティブな話も聞きやすいです。
「レズビアンということにしています」というスタンスがユニークな中国系アメリカ人のスタンダップコメディアンが、アイリーン・トゥ。
「セクシャルマイノリティである自分が体験する茶番に対して、やれやれといった態度でとんちで大喜利していく」という芸風で知られています。
宇多田ヒカルが作品づくりの参考にしたことでも知られるレズビアンのスタンダップコメディアン「ティグ・ノタロ(参考記事)」を彷彿とさせる雰囲気があります。
ハーバード大学のスタンダップコメディ部のメンバーだったことでも知られる、ノンバイナリーのアメリカ人スタンダップコメディアンがサブリナ・ウー。
「いかにも面白そうな様子のアジア人が、めいっぱいばかばかしい態度で自虐する」という芸風で知られています。
「インテリがばかをやってる」と見せかけて本当にばかな感じが最高です。
アメリカで最も有名なトランスジェンダーのスタンダップコメディアンのひとりであり、ドラァグクイーンでもあるフレーム・モンロー。
「そのへんにいるアメリカのおやじのセンスを持ち合わせているドラァグクイーンが、ゲイのおやじの視点でふざけていく」という芸風で知られています。
「最高に面白いお父さん」といった見応えで味わい深いです。