クロアチアに行ってきました、ライターのがぅちゃんです。観光都市のドブロブニクやスプリトがあるアドリア海沿岸のダルマチア地方より、ゲイフレンドリーなバーやクラブを複数紹介します。
「クロアチア/Croatia」は東南ヨーロッパ位置する国で、ハンガリー、スロベニア、セルビアなどの複数の国と国境を接しています。 首都は内陸の「ザグレブ/Zagreb」という都市で、京都市と姉妹都市提携をむすんでいます。
クロアチアのLGBT事情は、周辺国(スラブ地域/Slavic World)の中では最も前進していると言われています。しかしながら、アメリカなどの欧米先進国のように、目立ったゲイ娯楽が豊富にある状態ではありません。
とはいえ、ゲイヌードビーチなどといったスポットはいくつか存在する。
関連記事:魔女の宅急便な風景のクロアチア……にあるヌーディストビーチ「カシュニビーチ」
風光明媚な観光地として人気の都市は、アドリア海に面したダルマチア地方に多く存在します。中でも特に有名な場所が2つ。同地方最大の都市である「スプリト/Split」 と、「アドリア海の真珠」と形容される「ドブロブニク/Dubrovnik」です。
アドリア海にはクロアチア領の島が718つあり(小島を含むと千以上)、これは地中海沿岸ではギリシャ群島に次ぐ数。現地では島が多い環境を生かした観光が人気で、スプリトとドブロブニク周辺の島を行き来するクルーズ船のツアーもさかんです。
ではそろそろ、クロアチア・ダルマチア地方の5つの地域より、ゲイフレンドリーなナイトスポットを7つ紹介します。(ゲイクルーズの団体客として利用できたお店のみ紹介しています)
ダルマチア地方だけでなく、クロアチアを代表する観光都市がドブロブニク。旧市街とそれを取り囲む壁が世界遺産となっているのですが、その一部(要塞)をそのまま使ったクラブが「ラヴリン/Culture Club Revelin」です。
建築物としての歴史は1463年に遡るため、ラブリンは「500年の歴史がある中世の要塞のクラブ」として世界的に有名なスポットです。クラブとしての評価も高く、 イギリスの「DJマガジン」では、2020年の世界トップクラブランキングで25位。
ラヴリンの詳細:クロアチア・ドブロブニク裏観光!500年前の要塞の中にあるクラブ「ラヴリン」
「ヴィラ・カサブランカ/Villa Casablanca」は、ドブロブニクの旧市街のメインストリート「プラツァ通り/Placa/Stradun」の路地にあるバーです。歴史的な石造りの建築物の窓からミラーボールが覗いている様子がエキゾチック。
スプリトはダルマチア地方最大の都市。世界遺産「ディオクレティアヌス宮殿」の内部に町が展開しているため、独特の景観です。現地のゲイフレンドリーバーと考えられているお店「ゲットー/Academia Club Ghetto」。
ゲットーの詳細:クロアチア・スプリトで唯一のゲイフレンドリーバー「ゲットー」
「フヴァル/Hvar」は、フヴァル島で最大の町。人口は4000人ほどですが、観光用のクルーズ船が多く停泊しているので、夜も観光客で賑わっています。「ジャズバー/Jazz Barrr」は日本のスナックを彷彿とさせるような、こじんまりとしたバー。
ジャズ・バーからも徒歩圏内にあるのが、バーの「セブン/Seven」。店内はとにかく混んでいて、若くて元気な印象。ヨーロッパのイケイケの若者たちがこれでもかと大騒ぎしているような感じで、アッパーな飲みにもってこいな環境です。
「イェルサ/Jelsa」はフヴァル島の北西にある港町です。規模はフヴァルと同じくらいですが、観光客用にあつらえた様子が特になく、静かな雰囲気。船着き場にポツンとあるのがバーの「モヒート/Mojito」。
「モヒート/Mojito」の位置。
「トゥルステニク/Trstenik」は「ペリェシャツ半島/Pelješac」の中部にある、人口100人ほどの村。港から離れた山道を歩き続け、もう何もないと諦めかけた頃に現れたワイナリーの裏に展開していたのが、この村唯一のバー「トー/TORR」。
「トー」はバーというより、酒を売ってる小屋がビーチにあるような状態。 地元の人間が数人と、たまたま現地に停泊中で何かに飢えた(?)観光客が混在しているような空間です。あたりには誰もいないので、目の前のビーチはヌーディストビーチのような感じに。
ダルマチアのナイトスポットをゲイの団体旅行客として利用しましたが、ゲイ丸出しの我々が(セクシュアリティが原因で)不快な思いをすることはありませんでした。ダルマチア地方のドブロブニク・スプリト観光の際は、近隣の島でも遊べる船旅もおすすめです。