アメリカのボストンに滞在していました、旅ライターのがぅちゃんです。
現地情報やゲイ事情について解説しつつ、ゲイレストランの「ブレンド/Blend」を紹介します。
アメリカの東海岸地域にあるマサチューセッツ州の州都がボストンです。マサチューセッツ州はアメリカの中でも教育の質が高いことで知られており、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)といった名門大学があります。
ちなみにハーバード大学やMITはケンブリッジという都市にあり、ボストンの真隣です(感覚はほぼボストン)。
マサチューセッツ州はアメリカの中でも最もリベラルかつゲイフレンドリーな州の一つであり、国内で最初に同性婚を認めた州でもあります。
そんな州の州都であるボストンの都市部は目に見えてゲイフレンドリーなことがわかる状態で、日常的にレインボーフラッグを目にします。
ボストンではゲイ達の存在がかなり可視化されており、街中ではしょっちゅう見かけます。そしてそれが珍しくないという環境です。そういった環境のため、ゲイフレンドリーな飲食店も多いです。
ゲイの市民が日常生活を送る上では申し分ないボストンですが、ハッテンに関してはあまり注力していない様子で、ゲイサウナは一件もありません。
「ブレンド/Blend」はボストンでゲイの市民にも人気のドーチェスターエリアにて2018年にオープンしたゲイレストランです。
ゲイレストランとは、ゲイバーのレストランバージョンといった内容で、ボストンには多い形態です。 ゲイ以外の客も来るので、「ゲイの割合が高めのゲイフレンドリーレストラン」のような環境です。
ブレンドがオープンする前は、「ペギーオニールズ/Peggy O’Neil’s」という地元で人気のアイリッシュバー(パブ)でした。
ペギーオニールズは1963年創業と言われており、 現地では老舗といった立ち位置だったそうです。マサチューセッツ州はアメリカで最もアイリッシュ系国民が多い州なので、「ボストンのアイリッシュバー」には 「京都のお茶屋さん」みたいな趣があります。
ドリンクはタップビール(7ドル〜)、カクテル(13ドル均一)、ワイン(9ドル〜)などあって充実しており、フードメニューは王道なアメリカのコンフォートフードが一通り揃っているといった内容です。
アメリカの老若男女がぜったいに食べられるであろう、背伸びしていないアメリカ料理が楽しめます。
アメリカのレストランのチーズバーガーのお手本みたいなチーズバーガーです。バンズ、厚めのパテ(焼き加減を選べる)、チェダーチーズ、レタス、トマト、ピクルス、これにケチャップとフライドポテトが添えられています。
こういう肩の力が入っていないハンバーガーこそ、本当のアメリカ料理という気がします。特に文句の付けようがない。
「steak tips」というアメリカの定番メニューで、カットされたステーキのことです。カットされた肉はソースにでマリネされており、日本の焼肉屋の「つぼ漬カルビ」とかに近いものがあります。
このステーキには「友達が家で作ってくれた」みたいな庶民的な味わいがありました。