英語のお笑い「スタンダップコメディ」をしている、スタンダップコメディアンのがくひろしまです。
スタンダップコメディとは、舞台から観客に向かって滑稽な話をして笑いをとるパフォーマンスのことです。英語圏では、主流のお笑いジャンルとして認識されています。
この記事では、「ベア系」と呼べそうな雰囲気のスタンダップコメディアンをまとめています。
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オープンリーゲイでオーストラリア人のスタンダップコメディアンが、クリス・ナイト。
「英語圏のインターナショナルな観客に対して、優しそうな普通のゲイ男性が、自分の滑稽なシチュエーションを照れ臭そうに語る」という聞き応えのネタが多いです。
「普通のゲイのおじさん」という雰囲気があって、親近感が湧きます。
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オープンリーゲイでジャマイカ系アメリカ人のスタンダップコメディアンが、マーキス・ザ・ハニーベア。
「自分と価値観が似ている都会のアメリカ人の観客に対して、自分の体型を自覚して楽しくやっている今時の黒人ゲイ男性が、コミカルに自虐する」という芸風で知られています。
自虐だけど気まずさがあまりないので、「優等生な笑い」といった味わいがあります。
アメリカのコメディ映画『ハングオーバー!』の出演でも知られる、ギリシャ系アメリカ人のスタンダップコメディアンが、ザック・ガリフィアナキス。
「アメリカ人の観客に対して、愛くるしい外見の男性が、シュールで平和なボケをくりだす」という芸風で知られています。
アメリカの大物芸人「スティーヴン・ライト」を彷彿とさせる、独特の雰囲気があります。
サモア系ニュージーランド人のスタンダップコメディアンが、トフィガ・フェピュレアイ。
「ニュージーランドの観客に対して、巨漢のサモア系ニュージーランド人が、自分やサモア系ニュージーランド人をコミカルにいじる」という芸風で知られています。
「おばかすぎる大喜利」といった内容で、とにかく滑稽です。
アメリカのマサチューセッツ州出身のスタンダップコメディアンが、ジェイ・ラーソン。
「アメリカ人の観客に対して、チャーミングな外見でどちらかといえば落ち着いた様子の中年男性が、おもに人生の失敗について滑稽に語る」といった味わいのネタが多いです。
「良識がある都会のアメリカ人による大人の笑い話」といった味わいがあります。
オープンリーゲイでトリニダード・トバゴ系カナダ人のスタンダップコメディアンが、ブレンダン・アシュモハメド。
「英語圏の観客に対して、ちょっと不思議ちゃんな黒人ゲイ男性が、ややシュールにボケていく」といった味わいのネタが多いです。
ぎりぎりすべりそうな雰囲気で持っていきつづける感じが、癖になります。
往年のアメリカ人スタンダップコメディアンが、マックス・アレグザンダー。
「アメリカ人の観客に対して、巨漢で冴えない風貌の男性が、自虐しつつ横着な事を言っていく」という芸風で知られています。
「これぞ昔のデブキャラ」といった味わいで、風情があります。
ネイティブ・アメリカン(アメリカ先住民)のスタンダップコメディアンが、ヴォーン・イーグルベア。
「アメリカ人の観客に対して、変人風のネイティブ・アメリカンの男性が、ネイティブ・アメリカンならではのトピックを自虐気味にいじる」という芸風で知られています。
無表情でつぶやいたり歌ったりするので、日本の芸人の「だいたひかる」がよぎります。
アメリカ南部(テキサス出身)のスタンダップコメディアンが、ロドニー・キャリントン。
「アメリカ南部の田舎者の観客に対して、同じようなタイプの人間である自分が、自虐したり下ネタを言ったり女性の愚痴を言ったり歌ったりする」という芸風で知られています。
コミックソングを歌う時に、カントリー音楽のアーティストみたいに見えて面白いです。
アメリカとイギリスで放送された人形劇のバラエティ番組『マペット・ショー』に登場するキャラクターが、フォジー。
「アメリカのスタンダップコメディクラブの観客に対して、売れないスタンダップコメディアンが、つまらないジョークを披露しつづける」という芸風のキャラクターです。
おじいちゃんの客にいじられるところまでがセットで面白いです。