ロサンゼルス在住のチャド・マイケル・モリセットさん(ChadMichael Morissette)が、自身のフェイスブックで受け取った感動的なメッセージが話題になっている。
彼は、中学と高校でゲイであることを理由にいじめを受けており、10代の頃の記憶は最悪だったと語っている。
そんな20年前の中学時代のいじめっ子から、フェイスブックでこんなメッセージが届いたのだ。
「チャド、久しぶり。俺は最近、10歳になる娘といじめについて話していたんだ。娘に『パパは今まで誰かをいじめたことがある?』と聞かれて、俺は『いじめたことがあるよ』と言わなければならなかった。その時、ふと中学時代に君にした不快ないじめを思い出したよ。今それを考えて、面と向かってお詫びしたい。君が覚えているかどうかはわから無いけど、あの時いじめたことを心から後悔しているよ。本当にごめんなさい。」
20年ぶりにいじめっ子からメッセージを受け取ったチャド。
彼はこの謝罪メッセージに感動し涙を流したという。数日悩んだ末にこう返信した。
「メッセージに感動したよ。謝ってくれてありがとう!あれから20年経っていじめたことを謝罪してくれたのは君一人だけだよ。こうやって僕に謝ってくれたことを、自信を持って娘さんに話してほしい。あの時の僕らは若かったんだ、20年後こうなることを誰が想像できたかってね。メッセージをくれて本当にありがとう。」
「ありがとう。君の寛容な心は想像以上だよ。君が許してくれた事をこれからも胸に秘めているよ。本当にありがとう!」
とメッセージは締めくくられている。
アメリカ含め世界中にはLGBTへのいじめが深刻な問題になっており、いじめを苦に自殺する10代も依然として多い現状がある。
今回のチャドと元いじめっ子の20年ぶりの謝罪メッセージに、勇気付けられた人も多いのではないだろうか。