インド初となる、レズビアン広告動画が公開され話題を呼んでいる。
インドでは同性愛が法律で禁止されており、最高で10年以下の懲役に課される場合がある。そんな保守的な土地インドから発信されたこともあり、YouTubeで100万回再生超えを記録している。
インドのアパレルブランド『Anouk』が公開した『The Visit(訪問者)』と題したショートムービーは、レズビアンカップルが両親へのカミングアウトするという内容。彼女たちは互いの愛を確認し合い、訪れる両親(訪問者)に対して一緒にカミングアウトを決意する。
同広告のプロデューサーAvishek Ghos氏は「人々が持つステレオタイプのLGBTのイメージや差別を取り除くことが動画を作った目的です。」続けて、「誰しも、パートナーを親に紹介する際はナーバスになるもの。同性のカップルも同じ悩みを抱え、ストレートカップルと何ら変わりはないということを作品を通して伝えたかったのです」と語っている。
動画の最後には『Bold is beautiful.(=勇敢さは美しい)』といったメッセージで締めくくられている。また、『Anouk』では、SNSでハッシュタグ(#BoldIsBeautiful)を通じたキャンペーンを展開しており、同社の取り組みに国内外から大きな反響が寄せられている。