全国初！東京・渋谷区が、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を、2015年3月の区議会に提出することが分かった。

今回の条例の発端は、同性のカップルがアパートへの入居や病院での面会を断られる問題があり、2014年7月ごろから、関係者への聞き取りや有識者を加えた委員会を立ち上げ検討を重ねてきたとのこと。

渋谷区は検討結果を受け、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する条例案を、来月の区議会に提出することを決定。条例の対象は区内に住む２０歳以上で、可決されれば区内のあらゆる事業者に対し、同性カップルを「夫婦」と同等に扱うよう協力を求める方針だ。

現在のところ区は、この制度について婚姻とは全く別の制度だとしているが、自治体が同性カップルをパートナーと証明する制度は全国でも初めてとなる。

つい先日、米・アラバマ州では米国で37番目の同性婚可能州と発表されたばかりだが、日本では同性婚はおろか、パートナーシップ法の取り組みも皆無だった。

今回の渋谷区の取り組みをきっかけに、全国の自治体に波及していくことを期待していきたい。