2019/05/29

アナルセックスに最適なローションとは?編集部が徹底比較

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ゲイセックスにはローションが欠かせないが、本当に『アナルセックスに最適なローション』とはどれだろうか??

 

そこで、有名ローション5商品をGENXY編集部スタッフが実際に使い、様々な視点から徹底調査!

ゲイたちに本当にオススメしたいローション ランキングを作成したので、ぜひとも参考にしてみて欲しい。

 

Photo : Shimpei Suzuki

 

 

ローションの違いを知ろう

ふだん何気なく使うローションだが、いくつか種類があることを知っているだろうか?

大きく分けて2つに分類される。

 

①水溶性ローション

一般的なローションはこの水溶性がほとんど。

メリットとしては、付けたては潤いを感じることができ、水に溶けるためシャワーで洗い流すのが楽チン。

 

デメリットとしては、長時間使用すると乾きやすい。

水溶性の多くは、主成分にポリアクリル酸ナトリウムを使用しているため、肌の水分を吸収して乾燥させてしまう特徴がある。

 

②シリコンオイル系ローション

日本では一般的ではないが、欧米のゲイの間ではメジャーなシリコンオイル系ローション。

メリットは、オイル(油)+シリコンでできているため、シリコンが膜を直腸内に張ることで滑りを良くしてくれる。そのため長時間乾きにくく、セックス中の付け足しがいらない。

デメリットは、油なのでシャワーでなかなか洗い流せないこと。

 

ローションの違いがわかったところで、5項目(①コスパ、②持続性、③粘度、④デザイン性、⑤安全性)に分け、5点満点で採点していく。

 

王道だけど…アナル用には不向き?─「ぺぺ」

 

 

 

ローションの王道といえば「ぺぺ」。安い、量が多い、入手しやすい、3拍子揃っておりゲイたちに圧倒的人気を誇っている。

 

ぺぺの主成分は、ポリアクリル酸ナトリウムでできている。

ポリアクリル酸ナトリウムは、肌の水分を吸収して乾燥させてしまう特徴があるため、長時間使用すると乾きやすい。

 

実際、アナルセックスで使用すると付けたては潤いを感じるも、15〜20分を過ぎたあたりから乾燥が気になり始め、途中で付け足さないとウケが痛みを感じてくる。

さらには、付け足しが多いとローションが固まりやすくなるので、タチ・ウケともに「感度が鈍る」といった声もあった。

 

元々ぺぺはアナル用ではなく、風俗でのローションプレイ用に使われる安価なローションとして普及したため、体内に入れるローションとして安全性にはやや疑問が残る。

 

「ローションは大量に使うからコスパ重視!」という人にはオススメだが、セックスの満足度と安全性を考えるのであれば、あまりオススメできないかも?

 

 

ぺぺ 
547円 360ml
種類:水溶性ローション
成分:水、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルパラベン
購入はこちら|Amazon

 

万能型のアナル専用ローション「8986」

 

 

 

「8986(バックヤロウ)」は、その名の通りアナル専用に開発されたローション。

こちらはジェルタイプだが、水溶性ローションの部類に入る。

 

メリットは、お腹を壊す原因といわれるグリセリンを含んでおらず、アナルに優しいヒアルロン酸とマリンコラーゲンを配合している点。

実際に使用したところ、ジェルタイプとあって水溶性ローションより持続力はやや高め。

適度な粘度と持続力があり、ストレスフリーな使い心地だ。

 

また、小型のワンタッチ式なので、行為中にベッドに置いても垂れる心配がなく使い勝手は良い。黒×ピンクのスタイリッシュかつセクシーなデザインもGOOD。

 

ただ唯一の欠点は、容量が少ないため値段でみるとコスパが悪い点だ。

 

持続力、粘度、使い勝手、成分─。

どれも突き抜けて優れている点はないが、万能型で総合力の高いローションといえる。

 

 

8986(バックヤロウ)
1,620円 110g
種類:水溶性ローション
成分:水、親水性ポリマー、ヒアルロン酸Na、コラーゲン、保湿剤、プロピレングリコール、パラベン
購入はこちら|Amazon

 

 

 

 

 

半水溶性のユニークな使い心地「ブラン シークレット」

 

 

 

アナル用ローションとして人気なのが「ブラン シークレット」のシリーズ。

こちらは水溶性ローションとシリコンをミックスした”半水溶性”になっており、水溶性の弱点である乾きやすさをシリコンでカバー。シリコンの後処理のめんどうさも取り除くという、両者の良い所取りをしたハイブリッド品。

 

内容成分にコラーゲンやヒアルロン酸、ミネラルオイルなど贅沢成分をたっぷり配合。

 

使った感想としては、液だれの心配がないゲル状なのが良いのと、シリコンを配合しているため、水溶性に比べて乾きづらく行為中しっかりと持続してくれる点が良い。

また、見た目もメンズコスメのようなデザインのため、洗面台や部屋の中に置いても違和感なし。

 

デメリットをあげると、ひねって開けるタイプのフタなので、セックス最中に付け足したい場合は少々不便。

そして、液だれのないゲル状はメリットな一方で、全体に伸ばしづらいので、やや使い勝手が悪いというデメリットにもなりえる。

 

そして一番のネックは値段が高い点。

容量100mlに対して定価1,944円なので、決してコスパが良い方ではない。

 

ただ、スタイリッシュなデザインと、半水溶性のユニークな使い心地は面白いため、一風変わったローションを求めている人にはオススメしたい。

 

 

ブラン シークレット スタンダード
1,944円 100ml
種類:水溶性ローション
成分:精製水、ポリクオタニウム-39、ジメチコン、ミネラルオイル、コラーゲン、L-アルギニン、ローズウォーター、ヒアルロン酸Na、他
購入はこちら|Amazon

 

持続性を求めるならこれ!「アストログライド エックス」

 

 

 

アメリカ発の「アストログライド」は、NASAのダニエル・レイ博士が引退後に開発したローションブランド。

元々は女性向け水溶性ローションが人気のブランドだが、「アストログライド エックス」は、初のシリコンオイル系ローション。

 

日本では一般的ではないが、欧米のゲイの間ではメジャーなシリコンオイル系ローション。

シリコンが直腸内に膜を張ることで滑りを良くしてくれるのが特徴で、長時間乾きにくく、セックス中の付け足しがいらないことが最大のメリット。

すべすべのオイル系なので、セックス中の泡立ちや糸引きがないのも嬉しい。

 

デメリットとしては、オイル状なためベッドに垂れやすく、拭いても手にベタベタが残りやすい。しぼった濡れタオルを準備するなど、快適にセックスするために工夫が必要。

また、油なので体にベタベタ張り付き、シャワーでなかなか洗い流せないのもストレス。。。

 

値段は、(輸入品という点もあり)容量が少なく値段が高い。

そして、成分のほとんどが化学成分のシリコンで作られているので、直腸から体内へ吸収される可能性が少なからずある。

 

デメリットはとても多いが、「セックス中に乾きたくない!」「滑りが一番!」「付け足す手間がイヤ!」な人にとって、オイル系は最適な選択だろう。

 

 

アストログライド エックス
1,770円 74ml
種類:シリコンオイル系ローション
成分:シクロメチコン、ジメチコン
購入はこちら|Amazon

 

日本初オーガニック・アナルローション「bdaオーガニック」

 

 

 

最後は、日本初のオーガニック認証を取得したセックスケアブランド「bdaオーガニック」から、アナルセックス専用に開発された「ジェリーローション ハード」を紹介。

 

オーガニック成分78.8%で作られており、もし直腸から体内に吸収されても問題ない高い安全性が魅力。

天然の保湿成分(アロエベラ、ヒアルロン酸)をたっぷり配合しているので、セックスしながらアナルを高保湿。お尻が擦れて痛みが出たり、血が出やすいウケに向いている。

 

使用した感想としては、粘度や持続力はやや平均的。

ただ、「ぺぺ」などのネバネバ系ローションだと、最初はうるおっていても徐々に感度が落ちていく感覚があるが、このローションは保湿成分で固まりづらく作られているため、感度をキープしてくれる感じがある。

 

また、ローション特有のネットリ・ベタベタ感が少なく、サラッとしているのに肌に吸い付く(まるで精液や腸汁のような…)独自のテクスチャーが面白い。使用感は快適で、お湯で簡単に洗い流せるのも良い。

 

そして、値段が高いため一見コスパが悪いように見えるが、容量はたっぷり300ml入っているため、今回比較した5商品の中で「ぺぺ」に次いで2番目にコスパが良いことになる。

 

ウケに最適なのはもちろん、テクスチャーが良いことや固まりづらいため、意外とタチにも良い。総合力の高いローションといえる。

 

 

bdaオーガニック ジェリーローション ハード
2,484円 300ml
種類:水溶性ローション
成分:アロエベラ液汁、オーガニックグリセリン、ヒアルロン酸Na、パールエキス、他
購入はこちら|Amazon

 

 

総合ランキング1位は…

5商品を5つの項目で得点を付けた、最終的なランキング結果はこちら。

 

 

 

結果は、不動の王者「ぺぺ」がまさかの最下位。そして新参者の「bdaオーガニック」が首位に輝いた!

「bdaオーガニック」は、ローションとしての機能性は平均的ながら、高い安全性、タチウケ両方の満足度、デザイン性など、総合力が高いことが1位につながった。

 

もちろん、5つの商品ともにメリット・デメリットがあるため一概に優劣を付けることはできないが、ぜひとも今後のローション選びの参考にしてみて欲しい。

 

 

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*レビュー内容&ランキングは、編集部による独断と偏見によるものです。
*価格はメーカー希望価格ではなく、Amazonでの新品価格を参照しています。

 

 

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