
こんにちは!台湾在住ライターのMaeです。
先日『台北メトロ徹底攻略!滞在におすすめの沿線やお得な乗り方は?』の記事にて、台北メトロ(MRT)について、ご紹介しました。実はそのメトロに、今年6月から新路線「三鶯線」が誕生!台北郊外のスポットへも、メトロだけで向かえるようになりました。
沿線で注目したいのが、「三峽」「鶯歌」の2つのエリア。これまでは「台鐵(台湾鉄道)」または「公車(バス)」でのみ到着できるエリアでしたが、これからはメトロでも気軽にアクセスが可能です!
そこで今日は、台北郊外スポットの三峽・鶯歌で楽しみたい4つのことを、ピックアップしてご紹介したいと思います。


台湾には「老街」と呼ばれる、昔ながらの建築物が残るレトロストリートが、様々な街に現存しています。
染色業や製茶業、樟脳の産地として発展して来た三峽。その商業の中心地として栄えた「三峽老街」は、台北近郊でも特に有名な老街の一つです。全長200メートルほどの道の両側に赤煉瓦造りの建物がずらりと並び、タイムスリップしたかのような趣が漂います。
現在建物内では、茶葉や服飾品を売る店舗の他、雑貨店や駄菓子店、グルメ店なども営業中。レトロな雰囲気に浸りながら、ゆっくりと散策やおみやげ探しを楽しんでみてください。



老街北側の入口にある「三峽祖師廟」も、合わせて訪れたいスポット。福建省安溪縣に由来を持つ守護神・清水祖師が祀られているこの廟の建物は1947年に再建されたもので、台湾に現存する象徴的な宗教景観の一つとして「臺灣宗教百景」に登録されています。
外観の華やかさもさることながら、建物内の装飾も圧巻。古代から伝わる物語を題材として、職人によって彫られた作品群が、石柱や天井に至るまで全体に施されており、細やかな技巧の数々は思わず見入ってしまう完成度の高さです。

見学を楽しむ一方で、三峽老街と三峽祖師廟のいずれも、日本との関係が深いことは踏まえておきたいところ。日本統治の始まりに当たる時代、抗日拠点としても使われていたこの一帯は、日本軍により一度は破壊されたという過去を経て、現在の景観が形作られています。
三峽の歴史も知った上で歩いてみると、ただ美しいだけではない、違った発見も得られるかもしれません。


三峽に来たら堪能したいのが、おいしいグルメの数々。三峽老街と三峽公有市場周辺に、名物グルメやローカルグルメが集まっており、行列のできるお店も少なくありません。
三峽と言えば、欠かせないのが「金牛角」。数十個単位で山盛り買っていくお客さんも後を経たないほど、三峽を代表する名物グルメです。
見た目はクロワッサンに似ていますが、手に持ってみると、しっかり目のテクスチャ。袋から出した瞬間からバターが香るほど濃厚で、中身もみっちり。噛み切るのに少し力が必要なほど硬めな焼き上がりで、食べ応え満点です。
写真は原味(=プレーン)ですが、チョコレート味や抹茶味、メロンパンのようなクッキー生地で包んだタイプなど、バリエーションの豊富さも魅力です。



三峽公有市場にほど近い「古伯手工米苔目」では、台湾式のお米麺「米苔目」をぜひ。
見た目はうどんに似ていますが、口に運んでみると、ふわふわともちもちが共存している不思議な食感。出汁の香る薄味スープでいただくやさしい風味の中に、ニラのシャキッととした食感がアクセントに効いています。



食べ歩きの締めには、やっぱり甘いデザート。「禾乃川國產豆製所」は、豆腐デザート・豆花がおいしい一軒ですが、暑い日にはひんやり甘味が恋しいところ。
筆者の個人的お気に入りは、豆花とかき氷が一碗で両方楽しめる「碧螺春抹綠豆腐冰」。トッピングには、コリコリ食感の固茹で小豆とピーナッツが添えられています。
シロップには、三峽名産の碧螺春が使われており、ほんのり渋みのあるお茶の香りが濃厚!コシのある豆花には、大豆の香りがしっかりと凝縮されていて、後になるほどとろける食感が、粗削りのザクザク氷とよく合います。


陶瓷老街駅を降りてすぐのところに広がっている。「鶯歌陶瓷老街」は、陶業の街「鶯歌」を代表する通り。
300メートル四方ほどの範囲に、たくさんの陶器店が集まっており、陶器好きにはたまらないエリアとなっています。



日常使いできるお手頃なものから、床の間にでも恭しく飾りたくなるような高級品まで、価格帯も幅広。ローカルショップから、おしゃれなギャラリー、ショッピングセンターや市場のようになっているスポットまで、様々なスタイルのお店が揃っています。
陶器以外には、キッチン用品や小物雑貨、お香などのアイテムも。陶芸教室を開いているお店もあるので、お気に入りを探しに(作りに)、ぜひお出かけしてみては?



良質な粘土や、燃料となる石炭や木材が豊富だったことから、陶業の街として発展してきた鶯歌。その歴史について学びたい時は、「鶯歌陶瓷博物館」を訪れるのがおすすめです。
館内では、鶯歌で発展してきた陶業技術に関する展示の他、現代陶芸作家の作品を集めた企画展なども。台湾各地に暮らす台湾原住民族によって代々受け継がれてきた陶器の展示なども行われており、鶯歌だけでなく、台湾全土の陶業事情を知ることができます。



また鶯歌には、2025年にオープンしたばかりの注目のスポットも。「新北市立美術館」へ足を伸ばせば、台湾人アーティストによる芸術作品はもちろん、世界各国の芸術作品を集めた企画展も鑑賞することができます。
メタリック素材でまとめられたエントランスや、迷路のように複雑に入り組んだピロティ、巨大オブジェが設置された展望台など、建築そのものも面白い造りに。美術館のすぐ隣に広がる芝生広場では、週末や期間限定の特別イベントが催されていることもあるので、企画展情報と合わせてチェックを!
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三峽・鶯歌で楽しみたい4つのことを、ご紹介しました。
メトロを利用すれば、台北駅から三峽までは50分、鶯歌までは60分ほど。台北市内をひと通り巡り終えたら、気軽な気持ちでぜひ郊外まで足を伸ばしてみては?