ニューヨークで活躍する日本人は両手で数えるほどしかいないが、トシ・カプチーノはその1人だ。
ニューヨークで舞台芸術家として活躍するトシ・カプチーノは、自伝ソロ・ミュージカル『”SUPER” Late Bloomer ~大器”超”晩成~』を、2016年にニューヨーク、東京、福岡で上演し絶賛された。
そんな自伝ミュージカルが、2018年1月19日(金)~1月21日(日)の3日間、TOKYO FMホールにて再上演される!
トシ・カプチーノは、福岡県博多生まれ。
思春期にゲイであることを自覚した彼は、高校2年でオーディション番組「スター誕生」に出場し、なんと決勝大会まで勝ち上がる!
その後高校卒業し、プロのパフォーマーを目指し上京するものの、成功までの道のりはほど遠い。一時は西麻布のゴージャスなヒモ生活を送るものの極貧へ転落、その後紆余曲折を経て憧れの地・ニューヨークへ。
現在はニューヨークで舞台芸術評論家、キャバレースターとして活動。
ニューヨークの演劇評論家やジャーナリストで構成される「ドラマデスク賞」の日本人審査員をはじめ、演劇・コンサートの制作やプロデュースなどマルチに活躍している。
自身を「大器”超”晩成」と語るトシ・カプチーノは、今回のソロ公演についてこう話した。
「(本公演は)悩みや問題を抱えている人にとって、いい方向に向かうための起爆剤になれば」
「僕は、高校時代に『スター誕生』という番組に出て夢だった歌手になったけれど、ゲイだということを表に出せず苦しかった。そのせいで歌を封印してしまったほど。でも紆余曲折を経て、今は自分に正直に生きることの素晴らしさを人一倍感じています。そのことを本作を通じて多くの人に伝えたいと思った。セクシャリティを超えてね」(取材:兵藤あおみ)
以下は、ニューヨークのタイムズ スクエアからお届けするトシ・カプチーノのメッセージビデオ。
スター誕生、母へのカミングアウト、ハッテン場、同性婚、キャバレースター・・・人生の酸いも甘いも経験し、そのすべてを笑いで吹き飛ばすエネルギッシュなトシ・カプチーノの自伝ミュージカル。
“超”遅咲きのゲイパフォーマーの波乱万丈な半生を、是非その目で確かめてみてはどうだろうか。
チケットは公式サイトにて好評発売中。