2019/12/05

72時間以内のHIV予防法「PEP」とは?クリニックに聞いた

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欧米を中心に新しいHIV予防法「PrEP(プレップ)」が世界各地で広がっている。GENXYでも何度か紹介してきたので知っている人も多いはずだ。

 

しかし「PEP(ペップ)」について正しく知る人は少ない。

 

今回はあまり知られていないPEPについて、国内のPEPの先駆けとして知られる、東京・新宿の「あおぞらクリニック」の内田理事長に話を聞いた。

 

もしリスクの高い行為(ゴム無しセックス)をしたことがある人は必読だ。

Sponsored by あおぞらクリニック
Editor : Makito Uechi
Photo:EISUKE

 

 

 

そもそも「PEP」と「PrEP」の違いとは?

「PrEP」と「PEP」は名前が似ているため混同しやすいが、目的や使用方法は全く異なる。まとめると以下。

 

PrEP→セックスする”前”に薬を飲むこと

薬:ツルバダ1錠

飲み方:基本的に毎日服用

効果:HIV感染を90~100%近く防げる

 

PEP→セックスした“後”に薬を飲むこと

薬:ツルバダ1錠+アイセントレス2錠

飲み方:HIV感染の危険があるセックス後、72時間以内に薬を飲む。それを28日間継続して飲み続ける。

効果:HIV感染を90%以上防げる

 

どちらも同じHIV予防法だが、PEPはリスクの高い行為(生でセックスをした等)のに服用するもの。

 

 

 

 

そして、PrEPとPEPでは使用する薬が異なるのも知られていない。

PrEPではツルバダという薬を毎日1錠飲むが、PEPではツルバダ+アイセントレスという薬を合計3錠を飲むことで、HIV感染から守ってくれる。

 

内田理事長は、「元々PEPは医療現場での針刺し事故によるHIV感染を防ぐ目的で行われてきました。(効果は90%以上といわれるが)PEPを処方した中で、いまのところHIV感染は確認されていないですね」と、確かな効果があると話す。

 

PEPをする流れとは?

PEPをする際には、HIV、B型肝炎にかかっていないか血液検査と、腎臓の機能をチェックする必要がある。

 

内田理事長「行為から72時間以内というタイムリミットがあるので、我々も急いで血液検査をして処方するようにしています。スピード勝負ですね」

 

2017年6月よりPEPを実施している「あおぞらクリニック」は、PEPの先駆け的な性病クリニックだ。2年間でのべ100人以上がPEPを受けたという。

 

気になるお値段だが、28日間の薬剤費込みでなんと31万円…!!(税別)。

かなり高額で非現実的なように思えるが…PEPは日本で承認されていない自由診療であり、そもそも薬が高価なのが原因だという。

 

「はい、正直に高いと思います。そもそも薬の値段が高価なんですよね…。値段的にはACCさん(国立エイズ治療・研究センター)で行なっているPEPの金額と同じです」

 

PEPでは、使用する薬(ツルバダ1錠+アイセントレス2錠)で1日約1万円ほど、そして28日間飲み続ける必要がある。

 

 

 

 

ちなみに、PrEPではジェネリック品を個人輸入している人も増えているが、PEPでそのような安価な方法はないのだろうか?

 

「安い海外のジェネリック品もありますが、当院では患者さまの安全性を第一に考えて、国内で認可されている正規品しか扱わないスタンスですね」

 

そもそもPrEPは日本で承認が下りていない予防法なので、使用する人の自己責任になる。クリニックのような医師管轄のもとでPrEPやPEPを実施する場合、よりリスクを抑える意味でも正規品を使っているそうだ。

 

PEPは高額な予防法ではあるが、もし危険な行為をしてしまった際に「PEPという選択肢」を知っていると知らないのでは大きく違うだろう。

 

全国でも珍しい「アナルの性病」まで!ゲイたちの性の健康をサポート

同クリニックでは、PEP以外にも『MSM外来』と名付けたゲイ・バイ男性の性病に特化した外来を行なっている。

 

ゲイたちがかかりやすい性病といえば、HIVをはじめとする、梅毒、クラミジア・淋菌、A型肝炎がある。特に注目なのが「アナル(肛門)の性病」を調べられる点だ。

 

ゴム無しでアナルセックスした場合、アナル内にクラミジア・淋菌に感染する可能性があるが、それらを調べられるクリニックはほとんどない。

内田院長はもともと肛門科医だったこともあり、アナルに関するトラブルに精通しているそうだ。

 

内田院長「(アナルにクラミジア・淋菌ができると)粘膜のバリアが薄れて、HIVなど他の性病に感染しやすくなります。また、粘膜には痛覚がないため、感染しても気づかない人が多いですね」

 

また、性病の中でも、採血でわかる病気(梅毒、HIV、A・B型肝炎など)は検査精度が高いが、クラミジア・淋菌は簡易検査では検出できないこともあるそう。

 

そこで同クリニックでは、クラミジア・淋菌を即日かつ高精度で検査できる「精密検査」を12月中旬からスタートする予定だ。(国内の性病クリニックでは極めて珍しい取り組みだそう)

 

 

 

 

もしアナルに違和感があっても、「肛門科に行ってゲイバレするのが怖い…」といった人は多い。そのまま放置すると悪化する可能性だってある。

 

その点「あおぞらクリニック」は、医師もスタッフも全員ゲイフレンドリーなので、性病について気軽に相談できるのがいい。

 

内田院長「当院はゲイフレンドリーなクリニックではありますが、患者さんに”必要以上のことを聞かない”というスタンスです。もちろん患者さんから(セクシュアリティについて)話があれば、しっかりと相談してアドバイスさせていただきます」

 

ゲイたちにとって大事なセックス。

しかし、楽しいセックスライフには定期的なHIVや性病検査は必要不可欠だ。

 

「あおぞらクリニック」では、PrEP・PEPといった最新のHIV予防法から、さまざまな性病検査、ワクチンに至るまで、幅広くゲイたちの性の健康をサポートしている。

もし気になる人は足を運んでみて。

 

あおぞらクリニック 新宿院
東京都新宿区新宿3-18-1 しんじゅく一色ビル6F
03-3353-8800
/
あおぞらクリニック 新橋院
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル3F
03-3506-8880

 

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