台湾の酒造メーカー「タイフー・ブルーウィング(臺虎精釀)」が、台湾での同性婚を応援するクラフトビールを発表した。
ビールにあるはずのラベルが無く、真っ白な缶には「Love has no label(愛にラベルはない)」とプリント。
これは、台湾で11月24日に行われる同性婚の国民投票に向けたキャンペーンとして発売されたもの。
台湾では昨年、最高機関「司法院」にて同性間の結婚が認められたにも関わらず、アンチ団体が抗議し異例の国民投票をする事態に。詳しくは以下の記事にて。
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「タイフー・ブルーウィング」は、国民投票で同性婚にYESとするよう、ビール発売とともにこうメッセージをつづった。
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18歳でビールを飲むことができます。
18歳で、あなたは投票することができます。
愛については具体的な姿はなく、あなたと私はいろいろな形の愛を持っているかもしれませんが、ラベルを取り除いた後でも「愛」は変わりません。
愛を学び、愛を抱きしめ、愛を持ち、
それぞれの愛の認識と敬意を捧げ、そして愛の杯を作ってください。
より良い台湾を案内するために、最善を尽くしましょう。
11/24(結婚の平等に)肯定的な国民投票をしてください。
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このクラフトビール発売をうけ、インスタなどSNS上で「同性婚にYES」をするよう人々が呼びかけている。
国民投票まであと1ヶ月。
同性婚反対のアンチ派がネガティブキャンペーンを打つなか、今後このような同性婚応援のキャンペーンも増えていくことが予想される。