まさかの結果に…
11月24日、台湾にて統一地方選挙とともに国民投票が行われた。
同性婚を含めた内容が大きな注目を集めていたが、結果は惨敗に終わった。台湾のLGBTコミュニティは大きな落胆に包まれている。
今回の国民投票では、全部で10件の投票が行われ、そのうち5件が、同性婚や学校教育でLGBTを取り入れるかの是非を聞いたLGBTに関する内容。
5項目は以下。
10番|民法の婚姻規定が一男一女に限定されるべきであることに同意しますか?
11番|義務教育の段階で、教育省および各レベルの学校がジェンダー平等教育法の規定に基づいて生徒に対してLGBT教育を実施するべきではないことに同意しますか?
12番|民法の婚姻規定以外の方法によって、同じ性別のカップルの永続的共同生活にかかわる権利を保障することに賛同しますか?
14番|民法の婚姻の規定を改めることによって、同性二人が婚姻関係を築くことを支持しますか?
15番|ジェンダー平等教育法に明記されているように、義務教育の各段階においてLGBTに関する課程を盛り込んだ性別平等教育を実施し、子どもたちの性別平等意識向上を図ることを支持しますか?
上記のうち、同性婚推進派は、10番、11番、12番にNOを、14番、15番にはYESをと訴えていた。
しかし投票結果は残酷なものだった。
10番、11番、12番は可決し、14番、15番は否決されたのだ。
ほとんどの項目で2倍以上の差をつけられ可決/否決されている。
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