LGBT映画「パレードへようこそ」や、日本上陸のゲイドラマ「LOOKING/ルッキング」で知られる、オープンリーゲイ俳優ラッセル・トヴェイ。
彼は自身のセクシャリティと「男らしく」あることへのプレッシャーについて、新作映画「The Pass(原題)」についてのインタビューで語った。
「成長する過程で過度に「男らしく」なろうとしていたよ」とトヴェイは過去の自分を振り返る。
「子どものころは、今回僕が「The Pass」で演じているジェイソンのように、もっと自由な人間だったと思う。ただ、ジェイソンのように自分がゲイであることで苦しんだ経験はなかったよ」
トヴェイの出演する映画「The Pass」は、サッカーのプレミアリーグで活躍しながら自身のセクシャリティに悩むサッカー選手の物語で、英国では今月よりすでに公開が始まっている。
「子どもの頃に「とても素敵なこと-初恋のフェアリーテール-(1996)」というゲイをテーマにした映画をテレビで観ていて、母が部屋に入ってくるとテレビを消したもんだよ。母が部屋からいなくなると、またテレビをつけてね。「これでいんだろ」って感じで、自分のセクシャリティについてそんなに困ったことはなかったね」
「「とても素敵なこと-初恋のフェアリーテール-(1996)」は「頑張れ」と背中を押してくれるような、ハッピーエンディングのラブストーリーなんだ。映画だったけど当時ロールモデルがいたことは心強かったし、今はさらに多くのロールモデルがいて嬉しいよ」
トヴェイが自身のセクシャリティに気づいたのは、14歳の時だったという。
「正直、ゲイであることは、僕にとって人生で1番よかったことだよ。おかげでキャリアも築けたしね」