ゲイでナルシストの老絵本作家と、若きウリセンボーイの2人の物語を描く映画『老ナルキソス』が、5月20日(土)より新宿K’s cinema他にて全国順次公開される。
同作品は、LGBTQ映画祭「レインボー・リール東京」でグランプリをはじめ、国内外の映画祭で10冠を獲得した短編『老ナルキソス』を長編化した作品。
監督は、トランスジェンダー女性を描いた映画『片袖の魚』で注目を集めた東海林毅氏。
監督自身もバイセクシュアル当事者であり、主に自主作品の中でLGBTQ+と社会との関わりを探ってきた。
本作のストーリーはこちら。
ゲイでナルシストの老絵本作家・山崎は、自らの衰えゆく容姿に耐えられず、作家としてもスランプに陥っている。
ある日ウリセンボーイのレオと出会い、その若さと美しさに打ちのめされる。
しかし、山崎の代表作を心の糧にして育ったというレオは自分以外の存在に、生涯で初めて恋心を抱く。
レオもまた山崎に見知らぬ父親の面影を重ね合わせ、すれ違いを抱えたまま、二人の旅が始まる…。
以下、予告編。
「ゲイ」という呼び名も一般的ではない時代から、日陰者として生きてきたナルシストの老絵本作家。
そして、差別や偏見との闘いの時代を経て、すでに性的マイノリティが可視化された現代を生きるウリセンボーイ。
世代も考え方も違う二人の個人的な関係の中から立ち現れる、同性愛者たちの過去と未来の「家族」にまつわる葛藤とは?
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