厚生労働省のエイズ動向委員会は3月30日、2016年の1年間に新たにHIV/エイズの感染者数を発表。新しい感染者は1440人であることが分かった。
内訳は、すでにエイズを発症していた患者が437人、HIV陽性者が1003人だった。
HIV/エイズは、10年前のピークを境に、毎年1500人前後が新しく感染しており、感染者はここ10年近く横ばい状態。
感染ルートでは、異性間の性行為による感染が20%、同性間の性行為による感染が67%となり、ほとんどがゲイ男性たちの間で感染していることが分かる。
もちろん、感染に気付いていない人も多くいると予想されており、厚生労働省ではHIV/エイズの早期発見に向け、保健所などでの検査を呼びかけている。