世界で唯一、キース・ヘリング作品のみを所蔵した美術館「中村キース・ヘリング美術館」が、今年で開館10周年を迎えた。
そんなアニバーサリーを祝した記念展『キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism』が、2017年2月5日(日)-2018年1月8日(月・祝)の期間で開催される。
世界で唯一「キース・へリング作品のみ」を扱った美術館
オープンリーゲイの世界的アーティスト、キース・ヘリング。
そんな彼にフォーカスした、世界でも珍しいのがこの「中村キース・ヘリング美術館」だ。
創設者・中村和男氏が収集した190点を超えるキース・ヘリングのコレクション群からなり、キースの世界観を十二分に堪能できる。
また、キースが生きた時代の「光と闇」を表現した、著名建築家の北川原温氏による贅沢な建築&展示空間も見所の一つ。同設計は、第21回村野藤吾賞、日本建築大賞(2009)を受賞したほか、二度にわたり山梨県建築文化賞を受賞している。
2015年春には「美術館を超えた美術館」をテーマにリニューアルオープンを行い、二つの新しい展示スペースや、ポップショップの空間が拡張された。
今回の10周年記念展では、日本文化をポップに昇華させたキースの自由で多様な世界観を披露。
日本で制作された掛け軸、招き猫(個人蔵)の初展示をはじめ、1988年に東京・青山で展開された「ポップショップ」の店内インテリアと、 当時実際に販売されていた扇子や器などを展示するなど、10周年の記念展にふさわしい内容は必見だ。
「パトリシア・フィールド展」など、スペシャルな特別展も開催!
約1年間にも及ぶ記念展の最中には、2つの特別展が同時開催される。
7月からは『セックス・アンド・ザ・シティ』で知られる世界的スタイリスト、パトリシア・フィールドにフォーカスした特別展「パトリシア・フィールド アートコレクション」や、「アート&ランゲージ:Wosene」展も開催予定とのことだ。
こちらも情報解禁次第、随時ジェンクシーにて紹介していくのでお楽しみに。