3月2日、カナダ保険局はHIV予防の「PrEP(ツルバダ)」を認めることを発表した。これにより、カナダは「PrEP」を認めた世界で3番目の国となる。
日本で馴染みのない「PrEP」だが、HIVに感染していない人が予防の為に薬を毎日服用することをPrEPといい、それに使用される薬が「ツルバダ」なのだ。
ツルバダは、日常的に服用することで、HIVウイルスに感染する確率を格段に下げる働きをもち、その予防効果は90%程といわれている。
ツルバダは、世界保健機関(WHO)で承認されており、現在アメリカとフランスの2カ国でのみ認可されている。
ツルバダの使用はHIV感染リスクを激減させると同時に、その使い方が度々疑問視されている。
米ゲイ男性の間でのツルバダ服用率は高いが、利用者達は「ツルバダを飲んでいるから大丈夫」と、コンドームを使用しない生セックスが急増している。
ツルバダの目的はHIV/エイズの予防であり、服用しても感染の確率は0%ではない為、コンドーム使用を徹底するべきとアナウンスしている。
カナダのPrEP(ツルバダ)導入により、HIV感染率低下につながるのか?今後に大きな注目が集まっている。