世の中には”ゲイっぽい”ゲイもいれば、そうでないゲイもいる。
そのことについて何も難しく考える必要はない。一口にリンゴと言っても甘いものから酸っぱいもの、青いものから赤いものまで様々なように、ゲイの人たちも多種多様だ。
けれども、世の中にはゲイという言葉に必要以上に捕らわれてしまい、自分の先入観に当てはめなければ気が済まない人たちがいるようだ。
「なんか、ゲイっぽくないね」
ストレートの人たちは「ストレートっぽくないね」とは言われないが、ゲイにとって「ぽい」「ぽくない」というのは聞き慣れ過ぎたフレーズかもしれない。
今回は、”ゲイっぽくない”ゲイ、すなわちストレートに見られてしまうゲイたちの本音集を、米ユーザー投稿型アプリ「Whisper」から紹介したい。
「俺のことをストレートだと思い込んでいる人たちのことが正直好きじゃない。けど、俺がカミングアウトをしたときの相手のビックリした反応は好きかな。相手が思い込んでいることを証明できるのは楽しいからね。」
「俺はいつも見た目でストレートだと判断されるんだけど、ゲイだと分かった途端に避けられる。「いや、こっちにもタイプあるし、お前じゃねえよ」って思ってるよ。」
「ストレートだって思い込まれると頭に来る。俺は、自分らしく生きてるだけだよ。」
「シャイ過ぎて自分から気になる人に話かけられないんだけど、ゲイに見えないから誰からも声をかけてもらえないというジレンマ。」
「ゲイだってカミングアウトすると決まって「でもゲイに見えないよ」って言われる。ていうか、ゲイっぽく見える人ってどういう人のことなわけ?」
「ストレートだって思い込まれるのがすごく嫌い。ゲイだって信じてもらえるように振る舞い方を変えた方がいいかもね。」
「人が僕のことをゲイと信じてくれないと、すごく焦る。」
「え!君ってすごくストレートっぽいよね!」「うん、だってカミングアウトするまで必死に練習したからね。」
「ゲイに見えないから、イケメンに恋愛対象として想定してもらえない…。」