2021/05/28

40代の運動習慣が「脳の萎縮」を防いでくれる?

  • facebook
  • X(Twitter)
  • line
  • Copy

「脳の萎縮」を知っているだろうか?

通常、年を取ると脳は萎縮して認知機能がおとろえていき、その先には「認知症」が待っている。

 

それを予防するには、40代の運動習慣がカギになるという新研究が発表された。

 

米ボストン大学などの研究チームによると、運動によって脳の萎縮や認知機能の低下を食い止められる可能性があるそうだ。

 

 

 

 

研究では、平均年齢40歳の1583人にランニングマシンで運動してもらうテストを実施。

20年後に再度テストを行って、脳の状態をMRIで調べたところ、ランニングマシンの運動成績の低い人は、脳が萎縮していることが分かったのだ!

 

運動成績の低い人のうち、心疾患の症状がなく高血圧の薬も飲んでいない人は、脳の老化が1年分加速していた。

そして、心疾患の症状があったり薬を飲んだりしている人は、2年分の脳の老化が進んでいたという。

 

つまり、運動能力(習慣)のない人は、ある人に比べて脳の老化スピードが早いことが明らかになったのだ。

 

同結果から、研究を行ったニコール・スパルタノ氏はこう語る。

 

「我々は運動能力の低い人達の脳の低下に相関性があることを発見しました。また、歳を取った際の心疾患や高血圧割合も、運動能力の高い人に比べて高いことが分かっています」

 

「運動をすれば血流が増えることで脳に運ばれ、歳を取ってからの認知力の低下を防止することにつながります」

 

軽めの運動を習慣にしよう

40・50代のミドルエイジといえば、運動不足になる頃。

 

運動をしないと、「なんとなく体に悪い」「メタボになる」くらいにしか思わない人も多いが、実はもっとおそろしい、脳の萎縮によって認知症が早まったり、高い死因の一つである心疾患になりやすいのだ。

 

とはいえ「今からの運動はキツい…」という40代には、まずは散歩などの軽い運動からはじめてみて。

 

最近では、ドラクエウォークなどのアプリを使って、ゲームで楽しみながらウォーキングを習慣にする40・50代が増えている。

ぜひ小さなことからトライしてみよう。

 

RECOMMENDあなたにオススメ

SPECIAL

性病を薬で予防できる!最新の「ドキシPEP」がすごい

HIV陽性になったら──生活はどうなるの?

「眠れない…」を解消!いま話題の睡眠アイテム5選

大人ゲイカップル旅におすすめ!全室スイートの沖縄ホテル

台湾漫画のTOP3に!ゲイ3人の三角関係を描く話題作『老師!男友還給我』誕生秘話を作者に聞いてみた

RANKINGアクセスランキング

LOVE

性病を薬で予防できる!最新の「ドキシPEP」がすごい

CULTURE

日本初!ゲイたちの恋リア番組、Netflixで配信スタート

FASHION

ゲイアートの巨匠「トム・オブ・フィンランド」の展覧会。ディーゼルとコラボで開催

CULTURE

名作「韓国ゲイ映画」オススメ6選

BEAUTY

筋トレいらずで“マッチョ”になれる??話題の美容医療『マッスル脂肪吸引』を調べてみた

FOLLOW US!

ジェンクシーのSNSをフォローして最新情報をゲット!

  • facebookfacebook
  • TwitterTwitter
  • lineline