ゲイアートの先駆者、長谷川サダオ作品を集めた展覧会『長谷川サダオ – 日暮孝夫コレクション』が、新宿二丁目のコミュニティーセンター「akta(アクタ)」にて開催される。
期間は9月7日(金)~9月29日(土)まで。
長谷川サダオは、日本を代表するゲイアートの先駆者であり、1970年代からイギリス、アメリカ、フランス、台湾など世界的に人気が高い。1999年の逝去後もその功績は讃え続けられている。
そんな長谷川サダオ作品を所蔵する日本人コレクター・日暮孝夫氏が、新宿aktaを会場に一般公開する。開催について、日暮氏は以下コメントを寄せている。
***
「男のヌードは、男性優位の硬直した思考の社会にあっては、いつも嫌悪され拒絶された。今、日本でもLGBTに対する認識、理解へとようやく動き出した。そんな社会にあって、長谷川サダオの描く青年像は私の理想であり、生きるよすがでもある」
「その筋肉質の身体や精緻な体毛表現から立ち現れるエロスの魔力に憑りつかれ、いつの間にかまとまった作品が手元に集まっていた。今回の展覧会で一人でも多くの方にサダオ作品の素晴らしさを知っていただく機会となればと思っている」
***
日暮氏が語るように、タイムレスな魅力を放つ長谷川サダオの作品群をみれるのは大変貴重だ。
また、展覧会の開催を記念し、長谷川サダオ作品が使用されたコンドーム2種類が無料で配られるそう!二丁目に訪れた際はぜひaktaへ足を運んでみて。