世界的ゲイ・エロティック・アーティスト、トム・オブ・フィンランドを描いた伝記映画『トム・オブ・フィンランド』が、次回(2018年3月4日)第90回アカデミー賞の「外国語映画部門」、フィンランド代表に選ばれた。
同映画は、スウェーデン出身の世界的アーティストのトム・オブ・フィンランド (1920-1991)の生涯を描いたもので、フィンランドで著名な映画監督ドメ・カルコスキ氏が手がけた作品。
そんなフィンランドを代表するアーティストの映画ということで、アカデミー賞「外国語映画部門」のフィンランド代表に選ばれたのだ。
アカデミー賞外国語映画部門とは、アカデミーの主要賞とは違い、世界各国から代表作品を提出し、その中からノミネート作品が決まるもの。
世界約80作品近くの中から、最終選考9作品、そのうち5作品がアカデミー本選にノミネートされ、栄えある賞が決まるのだ。
各国のお国柄を反映した1作品が代表になるため、『トム・オブ・フィンランド』のような大々的なゲイテーマの作品が代表になるのは極めて珍しい。
以下、米国版予告編。
特に最近のアカデミー賞は、LGBTテーマ、ゲイ作品が受賞する傾向が強まっており、この『トム・オブ・フィンランド』も期待が集まっている。
なお、同作の日本公開は未定。