タイの大手モデルエージェンシー『アップル・モデル・マネージメント(Apple Model Management)』が、米・ロサンゼルスに世界初となるトランスジェンダー専門のモデルエージェンシーの設立を発表した。
アップル・モデル・マネージメントは、タイ・バンコクを拠点とするタイ最大手のモデルエージェンシーで、2014年に世界初のトランスジェンダー部門を設け話題になっていた。今回、新たに設立するモデルエージェンシーは、世界初となるトランスモデルのみで構成され、今夏にローンチ予定と発表している。
同社の公式サイトによると、「タイは、トランスジェンダーの国際大会(ミスインターナショナルクイーン)開催地として世界的に有名です。同国はLGBTやトランスジェンダーコミュニティーに対し寛容です。」「そのことから、弊社ではトランスジェンダーに特化した世界初となる専門部門を設けました。それはタイ含めアジア全体のトランスモデルたちに、国際的ステージで輝く機会を提供したいと願うからです。」
なお、同エージェンシーには現在6人のトランスモデルが在籍。更に世界中からトランスモデルを募集しており、身長173cm以上のトランス女性 or 183cm以上のトランス男性を募っているとのこと。
トランスモデルといえば、今やモデル界に吹き荒れる新星的存在だ。
トップメゾンで活躍するアンドレア・ペジックを筆頭に、世界最大手のモデルエージェンシーIMGに所属するハリ・ネフや、元祖トランスモデルのリア・Tなど、トランスモデル達は現代のファッション業界に欠かせない存在となりつつある。