
中東にあるイスラエルという国の最南端に、紅海(こうかい)という有名な海があります。
紅海に面したリゾートタウンのエイラートにあるのが、イルカが見られることで有名な施設のドルフィン・リーフ。
この記事は、ドルフィン・リーフに、京都出身のがぅちゃんとアメリカ出身の彼氏が遊びに行たときの記録です。

がぅちゃんたちが住んでいたのはテルアビブという都会(イスラエルの東京みたいなところ)
なのですが、イルカが見られることで有名なドルフィン・リーフがあるエイラートへは、そこからかなり南に向かいます。
移動距離はというと、東京から名古屋くらいです。道中にはイスラエルの国土の半分を占めるネゲブ砂漠があり、それをこえていくドライブは迫力があります。

がぅちゃんは方向音痴なので(東京駅から東京ミッドタウン八重洲への移動さえ失敗する)、イスラエルを半分も横断するドライブは偉業のように思えました。
「運転ありがとうございます。」と彼に伝えると、「はぁ!?こんなんですごいと思われたら困んねんけど!?アメリカの車社会のスケールと比べたら、イスラエルとか小さいし、余裕すぎ!!」と言っていました。アメリカの車社会のスケールに感謝したいです。



エイラートはというと、道中が砂漠の惑星のような雰囲気だったこともあり、そんな地域に海辺の都会が存在しているなんてちょっと信じられませんでした。紅海が赤くないことについてもちょっと信じがたかったです。


エイラートからドルフィン・リーフに向かっているとき、もうこの先はエジプトしかないぞ、という道をドライブしていたら、スーパーマリオの広告が登場して親近感が湧きます。
マリオと同じ京都出身の男性として誇らしいですな、と助手席でうつつをぬかしていたら、ピザハットの配達バイクに抜かされてしまいました。

これに火がついた彼氏が「アメリカファースト!!」と言って、配達バイクを抜かし返します。
助手席から冷静に、「ピザハットもアメリカですけどね。」とつっこんだら、「どのみちアメリカファースト!!」と返されてしまいました。



マリオカートさながらのデッドヒートの果てにたどり着いたのが、ドルフィン・リーフ。海辺にひそむヒッピーの秘密基地、みたいな雰囲気でかっこいいです。
ドルフィン・リーフは有料の海水浴場となっていて、ただ泳ぐだけの利用もできます。もしイルカと触れ合いたければ、追加料金を払って、特別なスペースで触れ合うことができます。
追加料金を払わなくても、イルカの観察はできます。

無料でイルカの観察できるスペースでは、イルカが自由に泳いでいました。イルカは人に慣れている様子で、京都の寺にいるハトみたいな態度で、親近感が湧きます。
さわれそうな距離までイルカが近づいてきて興奮しますが、イルカを観察するスペースでイルカにさわることは禁止されていて、それについてはスタッフが目を光らせています。
スタッフだけがイルカを無制限にさわれるのですが、その様子を羨ましそうに眺める、というアクティビティで時間が溶けていきました。





飼育員がイルカにさわる様子をずっと見ていると、ズーフィリア(動物性愛)が指摘されるドキュメンタリー番組の『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』を思い出してしまいました。
勝手に申し訳のない気分になっていると、「おなかへらん!?ドルフィン・リーフの敷地内の食堂で何か食べて帰ろ!!」という彼の声が聞こえ、現実に引き戻されます。
「食堂あったんですね。何料理のお店なんですか?」と聞くと、「知らんがな!!でもイルカは食べたらアカンで!!」と、どぎついアメリカンジョークをかまされてしまいました。
イルカはもうおなかいっぱいです。



ドルフィン・リーフ:ウェブサイト