米シアトルにて、熊系ゲイのカルト集団の一員とみられる男性が死亡した。死因は、睾丸への大量のシリコン注入によるものだ。
死亡したゲイ男性ジャック・チャップマンさん(28)は、アメリカでは有名な熊系ゲイのSMサークルに所属していた。
死亡したジャックさんは、以前から陰のうに大量の生理食塩水を注入し巨大化させており、プレイの一環として日常的に行われていた。
死亡診断書には4つの原因が記載されており、シリコン注入をその一つで、残り3つは肺関連が原因とある。
生理食塩水だけでなく、シリコンを睾丸や陰茎など性器全体に行っており、のちに肺に液体の蓄積と出血を引き起こし死亡したとされている。
問題視されているのは、サークルの”教祖”ともいえるディラン・ハーフェルテーフェン。アメリカでは熊系ゲイたちの間ではネットアイドル的存在で、高い知名度と人気を誇っている。
彼は、自身のSMサークルのメンバーを「子分(pups)」と呼び、自身は「ご主人様」と呼ばせていた。
彼はBDSMの一種で奴隷行為を行うことを公言し、子分たちを集めていた。
ディランの子分たちは、首におそろいの鎖をつけており、「ディラン様の所有物」とかかれたタトゥーを入れていた。
子分たちにはプレイの一環として、性器拡張からステロイド注射など、日常的に様々な肉体改造を行なっていたという。
また、子分たちの所得はすべてご主人様(ディラン)の元に行き、彼がすべてを管理。さらに、サークル外の人間(家族や友人も含め)と関係を切ることを条件に、主人への絶対服従と奉仕のためだけに生きるようにしつけていたという。
単なるSMサークルではない、やっていることはカルト団体そのものだ。
亡くなったジャックさんのフェイスブックページを見ると、「私があなた様(ディラン)に奉仕できるようにしてくれてありがとう」と、ご主人様への服従の言葉がつづられている。
なお今回の事件は意図的な殺人ではなく事故死とされており、犯罪捜査は行われていない。
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