イギリスの下院に相当するハウス・オブ・コモンズの職員と議院の訪問者などが、一月に25万回もゲイアプリ「グラインダー」にアクセスを試みていることが、法律に基づいた情報公開の要望によって明らかとなった。
国会議員を含む議院に関わる全ての職員は、出会い系サイトやポルノサイトなどに政府のインターネットからアクセスすることを禁止されている。それにも関わらず、アダルトサイトへのアクセスを試みていることが明らかとなったのだから驚きだ。
記録には、国会議員や秘書などのインターネットアクセス記録が記載されており、その中には、アクセスをソフトウェアによってブロックされたサイトも記載されていた。
昨年12月の記録によると、出会い系アプリであるティンダーに1,000件、グラインダーへは27万2,000件のアクセスが試みられていたという。その他のゲイ出会い系サイトやポルノサイトも数百件のアクセスが試みられていたそうだ。
この結果に対し、ハウス・オブ・コモンズの情報セキュリティ部門は「記録は、両院の国会議員、国会議員の秘書、国会の職員、国会に関わる全ての職員のアクセス履歴を掲載したものだ」と答えている。
また、国会のスポークスマンは、「全てのアダルトサイトは、国会のネットワークからブロックされる仕組みになっている。国会で使用されているコンピューターは8,500台あり、それらは、両院の国会議員や国会議員の秘書、国会職員によって使用されている。また、この記録には、国会訪問者用のWi-Fiの記録も併せて掲載されている」という。
もしかしたら、国会議員もグラインダーを使っているのかもしれない。