子供を求めるゲイカップルに朗報が飛び込んできた!
はじめてオスの細胞だけで子供を誕生させることに成功したと、大阪大学が発表。
哺乳類のオスだけで子供を作れたのは世界初の快挙となる!
なぜ、オスだけで受精卵を作ることができたのか?
そこにはiPS細胞が大きな役割を果たしている。
人もマウスも、性別を決めるのは「XとYの性染色体」の組み合わせによるもの。
オスはXとYを1本ずつ、メスはXを2本持っている。
研究を担当した林教授らは、オスからつくったiPS細胞を培養、X染色体が2本に増やすことに成功。オスから作ったXとY、この細胞を培養して作った卵子を、別のオスの精子と受精させたところ受精卵が誕生!
これを受精卵を代理母となるメスの子宮に移植すると、7匹のマウスが誕生した。いずれも健康に成長し、生殖能力も正常だったという。
つまり、オスのみで作った受精卵で妊娠し、子供を誕生させたことになる!
ただし、マウスと違い人は卵子の仕組みが異なるため、すぐには応用できる技術ではないが、林教授は「今後10年程度で人の『卵子のような細胞』をつくることはできると思う」と語っている。
もし人で卵子が作られるようになれば、将来的にゲイカップルでも子供を作ることができるかもしれない。
安全性や倫理的な面(代理母の問題)などクリアするべき課題は多いが、今後の動向に注目が集まっている。