身も蓋もないことを言うが、”たくさん出る” 人が好きなゲイは多いだろう。
中には、口の中にイッて欲しい人や、顔にかけて欲しい人たちも少なくないはず。
精子が目に入ってしまった経験がある人なら分かると思うが、精子が目に入ると、まるでシャンプーが目に入ってしまった時のようにヒリヒリと痛みが走る。
もしセックス相手の精子が目に入ってしまったら、HIVの感染リスクはあるのだろうか?その他の性感染症リスクはどうだろうか?もし相手のおしっこが目に入ってしまった場合はどうだろうか??
男同士のセックスを語るとき、大抵HIVやその他性感染症のリスクを話すことが多い。そのため、コンドームを使わないアナルセックスが、HIVや梅毒、淋病、クラミジアなどの性感染症の感染リスクを高めることはみんな知っている。
ウケであれば感染リスクはなおさら高い。しかしながら、僕たちは、目を経由した性感染症の感染についてはほとんど話さない。
ヒトの目は物質を吸収する。目薬を考えると分かりやすいが、まぶたの内側や目の表面は物質を吸収するようにつくられている。もう少し詳しく説明すると、この吸収作用は、目とまぶたの内側を覆う透明な膜「結膜」で行われる。
それでは、ウイルスやバクテリアは結膜から吸収されるだろうか?答えは吸収されるだ。
そのため、もしあなたがHIVに感染しておらず、抗HIV薬による強力な併用療法を行っていないHIV感染者の精子が目に入ってしまった場合、目を経由したHIV感染は起こりうる。
また、あなたがHIVに感染しているか否かに関わらず、セックスの相手が淋病やクラミジアにかかっている場合は、それらの性感染症にかかる可能性もあり、感染した場合は結膜炎の症状が出る場合がほとんどだ。
また、オナニー後にその手で目をこすり、自身の性器から分泌された淋病やクラミジアの分泌液が自分の目に入ってしまった場合はどうだろうか?
この場合も同じく、目の性感染症にかかる場合があるので要注意。
セックス相手が淋病やクラミジアにかかっていて、相手のおしっこが目に入ってしまった場合も、目の性感染症になる恐れがある。ちなみに、おしっこによるHIVの感染はない。
もし目に精子が入ってしまったらどうすれば良いのだろうか??
答えは、目がヒリヒリするのを我慢して、できるだけ早くぬるま湯で目を何度も洗うこと。外部の刺激によって、目はしばらくの間涙を分泌し充血するはずだ。
もし、数日経っても目の不快感や充血が収まらない場合は、病院にかかったほうがいい。
もしあなたがHIVに感染していて、数日経っても目の不快感や充血が収まらない場合は、目が感染症にかかっていないかを調べるために、医者に行った方が良い。
もしあなたがHIVに感染しておらず、性交渉の相手がHIVに感染しており、相手の精子が目に入ってしまった場合は、できるだけ早く医者にかかりPEP※(暴露後予防薬)を服用する必要がある。
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