現地時間6月12日、米フロリダ州オーランドのゲイクラブで銃乱射事件が発生した。
事件発生当時は320人が店内におり、そのうち50人が死亡、53人以上が負傷している。
事件が発生したのは午前2時頃。容疑者の男がゲイクラブで銃を乱射し、そのまま建物内に立てこもる。容疑者は特殊部隊との銃撃戦の末に射殺された。
米メディアによると、容疑者はフロリダ在住のオマール・マティーン(Omar Mateen)で、単独犯とのこと。
犯行目的はわかっていないが、警察当局は計画的な犯行だったとの見方を示しており、テロの可能性もあるとして捜査を進めている。
今回銃撃が起きたゲイクラブ「パルス(Pulse)」は、LGBTコミュニティの認知を図るべくして作られたクラブであり、地元のLGBTたちにとって象徴的な場所だった。
事件当日は「ラテンナイト」が開催されており、満員で賑わっていたそう。
6月は「全米プライド月間」で、全米各地がお祝いムードに浸っている中に起きた惨劇。
なお、今回の死者50人というのは、9.11に次ぐテロ犠牲者数と報道されている。