ブロードウェイミュージカル『キンキー・ブーツ』キャストが、トランスジェンダー差別法案にミュージカルで抗議し話題になっている。
『キンキーブーツ』は、2005年に公開され大ヒットした同名映画のミュージカル版で、トニー賞6部門に輝いた大人気ミュージカル。今年7月には待望の日本版キャストによる上映も決定している。
そんな『キンキーブーツ』のキャストたちは、米ノースカロライナ州の「トランスジェンダー差別法案」に抗議するべく動画を作成した。
同法案は公共トイレを使う際に、自身の性自認ではなく、出生児の性別に基づいたトイレを使うように定めたトランスジェンダー差別にあたる法律。
これに対し、動画では「JUST PEE!(ただのおしっこじゃない!)」と呼びかけ、性別によるトイレ使用禁止を無くすよう訴えている。
エンタメ大国のアメリカらしい、ミュージカルで訴える動画は必見!
なんと動画には、『キンキー・ブーツ』楽曲を担当した歌手のシンディー・ローパーと、同ミュージカルの脚本を担当したオープンリーゲイのハーヴェイ・ファイアスタインが出演!
二人は動画の中でこう語った。
「レディース&ジェントルメン、そしてまだ決めかねている人たちへ。アメリカ労働組合によって、トイレを使うことを規定した馬鹿げた話があるわ」「私たちが要求しているのは、ほんの少しの正気なの。人はみなおしっこをするのよ!」