アメリカの東海岸に滞在しています、ライターのがぅちゃんです。
世界のゲイヌーディストビーチをいくつか訪れた経験を踏まえて、ゲイヌーディストビーチとはどんな場所なのか、ということをまとめています。イスラエル、クロアチア、スペインより、実際のゲイヌーディストビーチの様子も紹介しています。
「ヌーディストビーチ」なんて言うと、「ヌーディズム」という思想を持つ「ヌーディスト」たちが集う特別な場所、というふうにも聞こえます。しかしながら、実際には、「裸でもOKな空間」くらいのカジュアルなスペースであることも多いです。
ヌーディストビーチにいる全裸の人たちを見たとき、ヌーディストなのか・ヌーディストでないのか、といった基準で判断をするのはけっこう難しいのが実情です。それくらいグレーな状態で展開している場所なのだと、個人的には感じています。
ヌーディストと言わずとも、「服を着ても着てなくてもいい」という意味で「クロージングオプショナル/Clothing Optional」 という表現を使っている施設(ゲイリゾートなど)も存在します。
それでは実際に、3つのヌーディストビーチの雰囲気を紹介していきます。
私は中東のイスラエルに3年ほど住んでいたのですが、実は結構ゲイフレンドリーな国です。私が暮らしていたのはテルアビブという都市で、アジア大陸で最大のレインボープライドが開催されることでも知られています。
そんなテルアビブから約20km北にある「ガアシュ」というビーチが、(イスラエルではおそらく唯一の、ほぼ公式)ヌーディストビーチです。国内のゲイたちの間ではかなり有名で、ゲイヌーディストビーチとしても認知されています。
ヌーディストが集う場所というよりは、 服を着なくてもいいビーチという感じです。ここにいるゲイたちはほとんどが全裸。ノリがあえばハッテンという流れも割と自然にあって、ハッテン場の要素も含んでいます。ダークルームつきゲイバーに似た感じです。
イスラエルのヌーディストビーチの詳細:エロも絶景もあるイスラエルのゲイヌードビーチ「ガアシュ」
クロアチアには、アドリア海に面した有名な観光地「スプリト」という都市があります。ここにあるヌーディストビーチが 「カシュニ・ビーチ」です。ちなみにアドリア海は、映画「紅の豚」の舞台になった場所です。
「カシュニ・ビーチ」はヌーディストビーチですが、実際にはクロージングオプショナルといった雰囲気です。イスラエルのガアシュ・ビーチほど有名ではなく、ハッテン場といった感じは強めではないです。
誰にも邪魔されず、裸でビーチでぼけ〜っとするにはちょうどいい場所。休日にひとりで銭湯に行く感じで行きたい。そんな場所でした。
クロアチアのヌーディストビーチの詳細:魔女の宅急便な風景のクロアチア……にあるヌーディストビーチ「カシュニビーチ」
グランカナリア島の「マスパロマス」という地域はゲイリゾートとして有名なのですが、ゲイ以外の観光客も多く集まるビーチの一角が、公式のヌーディストビーチとなっています。その一部にゲイエリアがあり、「Beach Kiosk No 7」という小屋の名前で知られています。
ここはヌーディストビーチとしても有名なので、常日頃からヌーディズムを実践しているらしき人もいます。
しかしながら、服を脱がなければいけないというルールはないので、実質はクロージングオプショナルです。 ハッテンしたい人は裏の砂丘に多いといった感じ。
スペインのヌーディストビーチの詳細:欧州のゲイバカンス最有力候補地!スペイン・グランカナリア島の「マスパロマス」
あくまでも自分の体験にすぎませんが、上の3つの場所に限れば、ヌーディストビーチはヌードを強制される場所ではないということが言えます。脱衣の強制力は、銭湯より弱め。全裸でいても別にオッケ〜、くらいの雰囲気でした。
ヌーディストビーチにハッテンの要素があるかないかだと、あるほうがふつうといった印象。でも、ハッテンを求めているかどうかは、ヌードかどうかと関係ない……ということは言えます。