トランスジェンダーの女優ラヴァーン・コックスが、マダム・タッソーの蝋人形になることが米Hollywood Reporter誌らが報じた。トランスジェンダーとしては史上初の快挙となる。
世界的に人気を博すマダム・タッソー館の蝋人形は、ハリウッドスターの中でも特に知名度のある著名人が具現化される名誉。過去には、ジョージ・クルーニー、レオナルド・ディカプリオら、錚々たる面々が蝋人形化されている。
ラヴァーン・コックスは、日本でこそ知名度は低いが、全米で圧倒的支持をうける現代のトランスジェンダーアイコン。黒人でトランスジェンダーである彼女は、LGBTの中で最もマイノリティといわれるトランスジェンダーを社会に可視化させ、2015年タイム誌の『世界で最も影響力のある100人』に選出されている。
彼女は代表作『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』でブレイクし、以降は女優のみならずLGBTアクティビストとしても活躍している。
なお、ラヴァーン・コックスの蝋人形は、2015年6月26日のサンフランシスコプライドの記者会見にてお披露目されるとのことだ。