2017年度のHIVとエイズの新規感染者数が、11年ぶりに1400人を下回ったことがわかった。
厚生労働省のエイズ動向委員会によると、2017年にHIV/エイズの新規感染者は1389人と発表。
内訳は、HIV感染者が976人、エイズ発症した人が413人だった。
前年度(2016年)に比べると新規が59人減っており、合計が1400人を下回ったのは2006年以来の11年ぶり。また、HIVの新規感染者数が1000人を下回ったのも11年ぶりとのこと!
HIV/エイズの新規感染者数はこの10数年横ばいであり、行政や民間機関が啓発につとめているが、一向に数が減少してこなかった。
以下のグラフを見ると、2006年まで右肩あがりで増加をつづけ、2007年以降は横ばい状態。
10年ぶりの1400人を切っており、HIV啓発に希望の兆しが見えてるが、それでも年間1000人規模で増えているHIV/エイズ。
特に、発見時すでにエイズ発症している人も多い。手遅れになる前にHIV検査・治療をすることがとても重要だろう。
最近のデータでは、HIV陽性者の寿命は一般と変わらないことや、正しく治療を継続していれば他者へHIVを移すことはないなど、医療の発達によりHIV治療も進歩している。
HIV/エイズの新規感染者の8割以上はゲイ・バイ男性なので、コンドームをつけたセーファーセックスは心がけてほしい。