中東・北アフリカ地域で最もLGBTフレンドリーな国・イスラエルの「テルアビブ」という都市で暮らしていました、旅ライターのがぅちゃん > です。ゲイクラブ・ゲイバー・穴場etc、ゲイに人気のナイトスポットを紹介します!
イスラエルは中東地域で地中海に面した先進国です。日本の四国ほどのサイズの土地に、約900万人が暮らしています。雰囲気は「ヨーロッパの先進国」といった様子で、周辺国のギリシャやトルコに似たような雰囲気があります。
イスラエルは「中東・北アフリカで最もゲイフレンドリーな国」と言われており、国内最大の商業都市「テルアビブ」では、毎年6月に「テルアビブ・ゲイプライド」> が開催されます。パレードの規模はアジア大陸最大で、参加者は約25万人といわれています。
イスラエルは小さな国なので、国内のゲイ娯楽の多くが「テルアビブ」に集中しています。テルアビブはイスラエルの東京のような都市で、首都のようにして機能しています。(イスラエルはエルサレムを首都と独自に主張しているが、国際的に認められてない。)
テルアビブは国内でも群を抜いてゲイフレンドリーな都市なので、LGBTの市民の存在がかなり可視化されています。そういった環境なので、ゲイバーなどといったゲイスポット以外でも、自然発生的にゲイが集う場所(ほぼゲイスポット)が存在したりします。
この記事では、「中東のゲイリゾート」とも言われるテルアビブを中心に、ゲイに人気のナイトスポットを10軒紹介していきます。
シュパガットはイスラエルで最も有名なゲイバーの一つで、老舗といった立ち位置のお店です。とにかく有名なので、「ゲイの観光客が必ず訪れるゲイバー」とも言えます。こじゃれたフードメニューや凝ったカクテルが楽しめるので、飲食店としての満足度も高いです。観光名所の「ロスチャイルド通り」からも徒歩圏内なので、アクセスも抜群です。
シュパガットの詳細:在住ライターが紹介!イスラエル・テルアビブの老舗ゲイバー「Shpagat」>
シュパガットが「ゲイフレンドリーカフェ」 風なのに対し、こちらはごりごりのゲイ向けゲイバーです。レザーバーのような雰囲気もあり、ややスリージーな空間で飲みたい人にはおすすめなゲイバーです。「テルアビブらしい味のあるアングラな表情」が凝縮された地域「フロレンティン」にあるので、近所を散歩するのも面白いです。
DTMの詳細:メニューに420!ドロヘドロみが強いイスラエルのゲイバー「DTM」>
イスラエルで最も有名なゲイクラブイベントが「ビーフ」です。開催される施設の「Duplex」はゲイクラブではないですが、イベント名がごっちゃになって「ビーフ」と呼ばれています。どちらかと言うとバキバキに体を鍛えたタイプのゲイたちを中心に、ベア系・レザー系などが集まるイベントとなっています。
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ハオマン17はイスラエルを代表するナイトクラブのひとつです。収容人数は1500人と巨大で、2009年の「DJ Magazine」誌では世界トップ106に選ばれています。施設自体はゲイクラブではありませんが、「テルアビブ・ゲイプライド」開催時のゲイクラブイベント「ビーフ」の開催地として知られています。
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アポロはイスラエルを代表する「クルージングゲイバー」で、ハッテンスペース(=ダークルーム)が備えられたゲイバーです。ドイツのベルリン > を意識しているところがあり、雰囲気はヨーロッパのクルージングゲイバーそのもの。週末にはDJが参加するパーティーが開催されたりします。「スリージーみ*」 に関して右に出るお店はないでしょう。
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その名のとおり、テルアビブにあるゲイサウナです。テルアビブに2軒あるゲイサウナのうち、こちらは、若者や体型が締まっている人が多いタイプのゲイサウナです。
設備は清潔で整理されており、バー・ジャグジー・サウナなど揃っています。週末などにはDJが参加するパーティーなど開催されます。
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「ドラッグクイーンショーを楽しむ場所」としてイスラエルで最も有名なのがデザイアです。施設自体はゲイバーではなく「音楽バー」です。毎週火曜に開催されるドラァグクイーンショー「WERK/ヴァーク」はセクシュアリティを問わず地元で愛されており、その結果、ゲイフレンドリーバーのような印象をもたれている場所です。
デザイアの詳細:在住ライターが紹介!イスラエルで最も有名なドラァグクイーンショー「WERK」>
ダンスフロア付きのバーです。ゲイバーではないですが、ゲイたちに人気です(ゲイバーの数が多くないので、評判の良いバーやクラブに自然とゲイたちが集まる傾向があります)。ベア系ゲイイベントが不定期で開催されることもあります。余談ですが、お店の向かいのハンバーガー屋「Vitrina Lili」が「テルアビブいち美味い」と評判なのでおすすめです。
参考記事:テロが起きても開催続行!イスラエルの熊系ゲイイベントまとめ >
テルアビブ観光ではブティックホテルに泊まるというトレンドが存在するのですが(日本旅行で旅館に泊まるような趣がある)、国内で人気の「ブラウンホテル」の屋上で開催されるゲイルーフトップパーティーが「スカイライン」です。ゲイバーのシュパガットから徒歩圏内なので、はしごするパターンが多いです。
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イスラエルで最も人口が多い都市・エルサレムで唯一のゲイバーがビデオパブです。ダウンタウンから徒歩圏内の、ゲイフレンドリーバーが集結するエリアにあります。
テルアビブのゲイバーがヨーロッパ風なのに対し、ビデオパブはトルコのイスタンブール> に雰囲気が似ています。 (国内で中東と欧州を両方旅行した気分になれるのも面白いところ)
ビデオパブの詳細:三大宗教の聖地、イスラエルのエルサレムで唯一のゲイバー「Video Pub」>
テルアビブでのゲイのナイトアウトのスポットは、「シュパガット」「DTM」「ビーフ」が「言わずもがなの御三家」といった状態です。「スカイライン」は夏場限定ではあるものの、名物ゲイイベントとなっています。
ほかは、「アポロはハッテン重視」、「デザイアはドラァグクイーンショー」といった印象です。エルサレムはビデオパブ一択ですが、イスラエル国内の穴場スポットといった立ち位置なので、個人的には最もおすすめしたいゲイバーです。
今回紹介したナイトスポットではすべて英語が通じます。現地のゲイイベントに関しては「gaytelavivguide」が最もわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてください(現地の人におすすめを聞いても結局このサイトを勧められる)。
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