「あのお店すごかった」と、ゲイの友達に教えたくなったお店を紹介する企画が【GAYめし】。
今回は、中東一ゲイフレンドリーな国・イスラエルの東京「テルアビブ」で暮らした経験を元に、現地で最も人気のラーメン屋のひとつ「メン・テンテン」を紹介します。
本題に入る前に、2023年10月7日に始まった「2023年イスラエル・ハマス戦争(2023 Israel–Hamas war)」に触れておきたいと思います。
2023年10月7日、イスラエルと隣接するパレスチナの「ガザ」という地域で、テロリストの「ハマス」がイスラエルに向かって約5000発のロケット弾を発射したとされます。
翌日、イスラエルが公式に宣戦布告し、「2023年イスラエル・ハマス戦争(2023 Israel–Hamas war)」が開戦しました。
余談ですが、テルアビブに住んでいた頃、ガザからロケット弾が2発飛んできたことがあります。私は避難しましたが、当日のゲイイベントはあっさり続行だったのが印象的でした。
ゲイイベントの件で「テルアビブは中東一ゲイフレンドリーなイスラエルのゲイタウン」という評判を信じるようになりました。2023年の幸福度ランキングが世界4位なのにも納得です。
アジア大陸最大規模のゲイプライド「テルアビブ・プライド」が開催されるテルアビブでは、日本食が人気です。寿司に関しては、現地で最もポピュラーなファストフードといえるほど。
テルアビブにはラーメン屋もいくつかあります。なかでも「メン・テンテン」は「本物の日本のラーメンとして一択」といった評判。テルアビブで最も人気のラーメン屋と言えます。
メン・テンテンの店内は、日本でも流行っている「ネオ居酒屋」のような雰囲気。「概念としての日本」といったバイブスが妙に現実味をおびていて、感慨深い空間です。
メニューは居酒屋といった内容で、海外の日本食レストランの鉄板ともいえる品揃え:寿司、カレー、焼き鳥、唐揚げ、餃子、etc。
メン・テンテンの名物ラーメンが「トンガラ・ラーメン」。豚骨と鶏白湯(とりぱいたん)の中間のようなスープに、自家製麺、煮卵、チャーシュー、ネギが含まれます。
味はというと、こんな言い方をするとちゃんと味わっていないと誤解されそうですが、ふつうにめっちゃ美味しかったです。他のラーメン屋と別格とされるのにも納得の味わい。
メン・テンテンがあるナハラベンヤミン通りには、テルアビブで最も有名なゲイバー「シュパガット」があります。近所の「ブラウンホテル」のゲイルーフトップパーティーも人気です。
すこし歩けば、ドラァグショーが定期開催される音楽バー「デザイア」や、ゲイフレンドリーバーの「リマリマ・バー」があります。
ナハラベンヤミン通りには、テルアビブで人気のレストランの「ビチクレッタ」や「ブルット」といった名店が集結しています。
メン・テンテンがあるナハラベンヤミン通りは、ディナーしやすい地域と言えるでしょう。
イスラエルでの注意としては、ロケット弾から身を守る部屋「ボムシェルター」の位置を逐一確認しておくと、有事の際の行動がスムーズになります。
ロケット弾は別として、テルアビブの都市部の治安は悪くないので、強盗などへの警戒はそこまで神経質にならなくてもよいかと思います。